転職面接のコツをご紹介!失敗を防ぐポイントと対応

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転職採用でハードルとなるポイントは転職する業界・企業の選抜や書類作成をはじめいくつかありますが、中でも面接は大きな関門と言えます。

転職エージェントとして数多くの転職希望者を見てきた実感としては、面接をそつなくこなせる人ほど満足できる転職を実現する傾向があります。転職活動で面接を通過するためには、どのような点に気を付けるとよいのか、転職エージェントの視点でお伝えします。

転職採用での選考と面接の流れ

転職採用での面接対策のポイントを知るためには、応募から内定までの一連の流れを知ることが重要です。転職採用の大まかな流れは新卒採用と違いはないものの、書類や面接の内容などで細かい違いがあります。

転職は新卒と違って雇用保険の受給対象となるので、ハローワークでの手続きが必要です。ハローワークでは、失業したあとの各種手続きだけではなく、職業訓練や求人案内なども提供しているので、まずはハローワークを利用しましょう。

応募・書類選考

転職採用の最初の関門は、新卒と同じく履歴書や職務経歴書などの書類選考です。企業側が「選考に参加して欲しい」と判断した応募者に合格連絡をするため、企業側に採用したいと思わせる魅力をアピールできるような書類を作成することが欠かせません。

一次面接・二次面接

書類選考を突破したら、次は面接です。面接は数度にわたることが多く、一次面接では人事担当が面接官になり、応募者の志望動機や転職理由、経験・スキルの確認、さらに自己PR等が聞かれます。

一次面接で企業側が希望する職歴やスキルを備えていることが確認できて、熱意があると思われれば二次面接へと進みます。二次面接では採用後の上司・先輩となる人物が面接官となり、スキルや志望動機の再確認だけではなく、相性をはじめとする人間関係も確認されます。

最終面接・内定

最終面接は合否判断のため、社長や役職者が面接官になることが多く、一次面接・二次面接よりも入念な準備が必要です。

最終面接を通過すれば内定ですが、正式な内定は企業から書面で「採用通知書」を受け取り、企業に対して応募者が「入社承諾書」を提出した時点で成立します。

転職採用での面接のポイント

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転職採用の成否を左右する要素はいくつかありますが、面接は大きなウェイトを占めています。転職を成功させるには、面接でどんな点に気をつけるべきなのでしょうか。

好印象のためには事前の準備が肝心

一次・二次面接を問わず、時間に余裕を持って面接場所に向かいましょう。到着時間は、面接開始時間の十分前くらいが目安です。面接開始までは、身だしなみチェックをしたり想定問答の復習などで時間を使うので、この程度の余裕は欲しいところ。

到着時間があまり早すぎても待機場所がないだけではなく、時間管理ができない印象を与えるなどのマイナスイメージが大きいので、適切なタイミングで到着できるような時間管理が重要です。万が一時間に遅れてそうなときは、連絡先の電話番号にすぐ電話をかけられるように番号を控えておきましょう。

面接で聞かれるポイント

転職採用の面接でも聞かれるポイントはある程度定型化されているので、受け答えの想定問答をある程度まで事前に組み立てることもできます。転職採用の面接でよく聞かれるのは、どのような点なのでしょうか。

退職理由と志望動機は正直に語る

転職採用の面接では、ほかの会社の人が聞いたとき、その理由なら仕方がないと感じる内容ならば、転職に至った動機を正直に話すほうが成功率が向上します。転職動機や志望理由など、具体的な部分はネガティブな要素をできるだけポジティブに置き換えて、前向きな意思を伝えることが肝心です。

ポイントは、具体的・論理的に話して結論を前向きに展開することです。また、「言わないこと」を決めるのも重要です。ビジネスパーソンとして見ると不適切な要素は外して、面接に臨みましょう。転職エージェントでは、模擬面接を通じて実際の面接を通過しやすい受け答えの訓練を提供していることもあります。

活かせる職歴やスキルを明確にする

転職採用の面接では活かせる経験や実績、スキルについて、聞かれることが珍しくありません。これは、それまでの書類や面接でのやり取りでの評価を踏まえたうえで、「自分の会社でどう活躍できるか」を具体的にイメージするためです。

面接官が知りたいのは、入社後に具体的にどのような活躍が見込めるかであり、募集職種での業務内容を理解した上で、適切な経験や実績・スキルの受け答えをすることが重要です。

異業種・異職種転職では「仕事」という広い視野から活かせる経験や実績、スキルを探しましょう。例えば、現職や前職である目標を立てて達成した経験や実績があれば、そのための行動をまとめることで、あらゆる仕事に活かすことができる「目標達成志向の強さ」をアピールできます。転職サイトでは、転職に有用なスキルセットについてのコラムが充実しているので、参考にしてみてください。

逆質問ではそこでしか聞けないことを聞く

面接の最後には面接担当者からの逆質問があるのが一般的。逆質問が選考結果を左右することはほぼありませんが、質問の有無で「自社に本当に興味を持っているのか」「自社への入社意思は強いのか」をチェックする可能性があるので無回答はNG。

また、条件面に拘泥していると捉えられるので、待遇や福利厚生などについてしつこく質問するのは避けるのがベターです。契約条件は内定獲得後でも確認する機会があるので、目の前の面接官にしか答えられない質問を用意していきましょう。

まとめ

転職面接も新卒採用と同様に面接が一つの大きな関門となりますが、新卒とは違ってそれまでの職歴やスキル、何よりも社会人経験を活かせば、ランクアップした企業への転職も夢ではありません。

そのためには、面接でポイントを抑えた受け答えをする準備が必要です。しっかりしたバックアップがある転職サイトを選ぶためには、転職動機の明確化やポイントを抑えた受け答えなど、転職面接のコツを知っておくことが重要になります。